【化粧品什器×店頭販促】香りテスターの革新が販促を変える|ワンパターン化の限界とリバティープロの挑戦
- シンジ 福森
- 9月20日
- 読了時間: 5分
更新日:9月22日
まとめ概要
多くの化粧品売場で使われている香りテスターが、いまワンパターン化し、ブランド価値を下げてしまっている可能性があります。本記事では、化粧品の店頭販促における「香り什器」の重要性と、リバティープロが開発を進めるセラミック素材の香り見本を通じた新しい提案について詳しく解説します。
ワンパターン化する香りテスター|店頭販促の盲点
現在、多くのドラッグストアやバラエティショップの化粧品売場で見られる香りテスターは、以下のような形式に固定化されつつあります。
銀色のアルミパウチ
中にスポンジが含まれており、香料を含浸
台紙に両面テープで挟み、指でつまむと香りが出る仕組み
香り玉がブリスターに入っていて穴から香るもの
この仕様は、確かに量産性やコスト効率には優れています。しかし、店舗に足を運んだ多くの消費者にとっては、こうした什器が「使い捨て感」「安っぽさ」といったネガティブな印象を与えてしまうことがあります。
また、紙製のテスター什器は劣化しやすく、「折れている」「曲がっている」「紐がたれている」など、ブランディングの妨げになる事例も少なくありません。

香りは“見えない接点”|ブランドの第一印象を左右する什器の役割
「香り」は、視覚・聴覚と並び、人の記憶や感情に強く作用する五感のひとつです。とくに化粧品においては、商品の印象や世界観を形作る重要な要素です。
しかし、現在の日本の化粧品店頭販促における香りテスターは、そのブランドの個性や価値を伝えるにはあまりに画一的であることが課題です。
一方で、海外の香水専門店や百貨店では、以下のような演出が見られます。
ガラスドームに入った香り見本
セラミックストーンに染み込ませた高級感のあるテスター
試験管型やカクテルグラス型のオブジェ什器
こうした什器は香りだけでなく、見た目・手触り・体験までブランドストーリーを伝える「立体メディア」として機能しているのです。
リバティープロが提案する“販促セラミック”という新素材
この課題に対し、リバティープロが開発を進めているのが**独自開発の「販促セラミック」**です。
■ 多孔質セラミックとは?
陶磁器の一種である多孔質セラミックは、微細な孔(あな)を無数に持つ素材で、液体を保持しながらゆっくりと揮発させる特性があります。
この特徴を活かし、香料を安定的に拡散できる香り什器として活用できるのです。さらにセラミック素材は、
高級感がある
手触りがよい
劣化しにくく長持ち(約3〜6ヶ月)
繰り返し使用が可能
といったメリットを持ち、ブランディングと販促機能を同時に満たす什器素材として最適です。

半年持続×美観キープ|プロモーションサイクルにぴったりの仕様
店頭の化粧品販促では、一般的に2月と8月に什器を入れ替えるサイクルが多く採用されています。つまり、香りテスターの耐久性が半年程度あれば、プロモーションと同期間で活用可能です。
この点でもセラミック素材は、
持続可能性(半年)
視覚的な美観維持
安定した香りの拡散力
を兼ね備えており、テストマーケティングや定期プロモーションに最適な什器素材として注目されています。

香りを体験する購買体験が購買率を引き上げる
実際に、香り見本に手を伸ばして“嗅いだ”消費者は、そうでない場合と比べて購入確率が2〜3倍に跳ね上がるという調査結果も存在します。
しかも、什器の素材やデザインがユニークであるほど、興味を引き、手に取られる確率が高まることがわかっています。
つまり、店頭に並ぶ香りテスターが、すべて画一的な銀色パウチの中にひとつだけ異素材のセラミック見本があるだけで、その商品は視覚・嗅覚の両面で差別化できるのです。
香りテスターは「販促」の主役になる時代へ
これまで脇役だった香り見本什器が、いまや販促の主役となる時代が到来しています。
ブランドの世界観を香りで表現する
香りそのものを体験するきっかけを提供する
商品価値と価格に説得力を持たせる
そのすべてを担えるのが、次世代型香り什器なのです。

リバティープロの使命|五感で“伝える”化粧品販促へ
リバティープロは創業以来、化粧品什器において視覚的な演出だけでなく、五感すべてを刺激する販促手法に取り組んできました。
特に近年は、
氷を再現したKOSE冷やし雪肌精プロモーション
質感や香りで勝負する素材開発
SUITEKI まるで水滴のようなシズル感のある什器
といった形で、「触って、香って、感じて、買いたくなる」体験設計を進めています。
今回の香りテスターに関する挑戦もその延長線上にあり、今後の販促の未来を切り拓くプロジェクトとして推進中です。
まとめ|香り什器の革新はブランド価値を高める投資
香り什器の質は、ブランドの質と直結します。
ワンパターンな販促素材で「どこにでもある商品」になってしまうか、独自什器で「思わず手に取る商品」になるか。
その境界線にあるのが、香りという“無形資産”をどう形にするかという問いです。
リバティープロは今後も「香り×什器×店頭販促」の可能性を追求し、日本の化粧品業界に新しい価値を提供することをお約束します。



